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2か月で6,000社超が活用!新機能誕生を支えたデジプロの風土とは?

## こんな人におすすめ
- デジプロの企画がどんな風に進むのか知りたい
- いい企画をするためのコツが知りたい
## 何が書かれているか
- 新機能リリースを支えたデジプロの風土について
- 企画を考える際のヒント

はじめまして、engageのプロダクトマネージャーを務めているハヤテと申します。2014年に新卒で入社しデジプロへ配属。複数のサービスで運用・企画の経験を積み、2018年末からengageの担当をしています。

突然ですが、engageでは2020年11月に『職場で実施している感染症対策を、求人フォームで簡単に入力できる機能』をリリースしました。

私はこの機能の発案からディレクションまでを担当しましたが、「デジプロのよい風土」に支えられたと感じています。デジプロがどんな組織で、何を大切にしているかがわかるこの 風土 について紹介をさせてください。

どんな機能なの?

一言で表すと、ボタンを押すだけで「福利厚生欄」に感染症対策を入力できる機能です。
以下のように、求人作成画面にある感染症対策が書かれたボタンを押すと…

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福利厚生欄にテキストがサッと入り、入力を完了させることができます。

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実装した目的は2つで、1つは仕事を探している人が安心して応募できるようにすること。もう1つは求人を作る採用担当の方に、こういう情報も載せるとプラスになりますよと気付いてもらうことです。

求人には仕事内容、給与、時間など「記載が必須の情報」も多く、「書けるとプラスになる情報」や「より魅力的な表現」まではなかなか気が回らないことも。入力項目の工夫で魅力的な求人の作成を後押しすることも、プロダクトづくりの大事な一面です。

では、この機能を支えた3つの風土を見てみましょう。

デジプロの風土1:判断軸は「ユーザーファースト」

1つ目は 判断軸は「ユーザーファースト」というもの。デジプロには、ユーザーにとって使いやすいものが一番という「ユーザーファースト」という考え方があり、企画の判断軸として日頃から用いられています。

では問題です。ユーザーにとってどんな状態がよいと言えるのでしょうか。
企画には正解がないだけに、難しい問いですよね。

それでもデジプロのメンバーは日々プロダクトの向こうにいるユーザーに思いを馳せ、何を求めているか聞いて、データを調べて、考えを巡らせて、ユーザーファーストなプロダクトづくりを行っています。

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一方で、ユーザーファーストな意見であれば誰の意見かは関係ないのがデジプロのいいところ。発案者の年齢や年次に関係なく「たしかにそれはユーザーのためになるね」という意見はどんどん採用され、形になっていきます。

議論の際も、どちらがユーザーファーストかという軸で検討が進むため、個人的な好みで結論が左右されるなんてことはありません。

今回の機能のきっかけはとあるグルメサイトでした。何気なく店舗詳細ページを見ていると、店舗での感染症対策がそれはそれは見やすく表示されているではありませんか!!!
『こういう情報は求人にもあるべきでは…!』とひらめき上長に相談したところ、「それいいね!」と即採用されて検討が始まりました。

少し余談ですが… よい企画は豊富な引き出しから生まれると思っています。そのため仕事と関係ない時も「ユーザーファーストな工夫を収集するアンテナ」だけは常にONにすることを心がけています。(グルメサイトを見てひらめいたのもアンテナのおかげ)

私たちは趣味の時間や日常生活において、たくさんのWebサービスを使っています。その中で感じた「これ見やすい」「このボタン押しづらい」といった感情は、貴重なヒントとして引き出しにしまっておきましょう。いざ企画をするときに、選択肢を広げる助けにきっとなってくれます。

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デジプロの風土2:配慮すれど遠慮せず

さて、検討を進めると上長やエンジニアに相談する場面が必ず出てきます。
ただ相手もそれぞれタスクを抱えているわけで、質問の答えがすぐに返ってこなかったり、優先度フルMAXでは対応してもらえなかったりします。

それでもデジプロには 配慮すれど遠慮せず という考え方があります。

これは、相手がすぐに対応できない事情などには配慮しつつ、『あの件そろそろ返事欲しいけど…忙しそうだからもう少し待とうかな…』という遠慮は不要という考え方。変な遠慮は必要な情報の伝達を妨げてより大きな危機を招く恐れがあるため大切にされています。

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今回、上長とエンジニアに対してそれぞれ発動させてもらいました。

上長には、仕様案にブラッシュアップの余地がないか見てもらいたかったのですが、ちょうど別PJTの繁忙期と重なりなかなか返信をもらえていませんでした。それでも毎日「例の件、ご確認お待ちしていますね!(さわやか笑顔)」と言い続けて、マインドシェアをじわじわ獲得していきました。

「確認まだですか?早くしてください」など配慮できていない言い方はNGですが、相手への配慮があればたとえ毎日のように確認をしたとしても「うるせぇ、こっちだって忙しいんだよ!」とはならないのがデジプロです。

エンジニアに対しても「社会的なニーズもあるのでなるべく早くユーザーへ価値を届けたい。進行中の案件もあると思うので着手可能か相談させて欲しい」という形で、背景も伝えながら相談ベースで依頼を行いました。

丁寧に連携を行った上で、「ユーザーファースト」を実現する案件ならば対応してもらえるのがデジプロの開発組織です。(ただしスクラムなら慎重に。よほどの緊急案件じゃない限りスクラムマスターに怒られちゃうゾ★)

デジプロの風土3:成果で勝負

さて問題です。プロダクトマネージャーにとっての失敗って何でしょうか。
答えは人それぞれですが、個人的には「誰からも使われない機能を作ってしまうこと」だと思います。

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そのため、デジプロでは『成果で勝負』という風土があります。何か取り組みを行ったらその効果をきちんと測定し、成果が出ればみんなで称賛するというもの。もちろん「こんな成果出しました!」というアピールも大歓迎です。

簡単に成果が出ないときも、デジプロにいる様々なプロフェッショナルの助けを借りながら、目標達成にこだわり「課題抽出→施策実施→効果分析」を繰り返します。何か教えてもらった時は、成果を出すことが最大の恩返しにもなっています。

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今回も効果分析は行っていて、項目ごとの利用度を分析した上でのブラッシュアップを検討しています。


おわりに

以上3つの風土に助けられながら新機能をリリースし、結果として何千社という企業さまに使ってもらうことができました。

手前味噌ですが、この風土は企画者として大切なスタンスだとも感じています。いやぁ、それらが自然と身につくなんていい環境だなぁ…(しみじみ)
ここまで読んで「たしかにいい環境だなぁ」と思ったそこのあなた。

だんだんあなたはデジプロで働きたくなる…

だんだんあなたはデジプロで…

だんだんあなたは…


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