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「手段の目的化」に陥らないための2つの考え方#デジプロのオープン日報

こんにちは!DIGIPRO DAYS編集部です。

エン・ジャパンでは日報の文化があり、全社員がその日の学びを言語化することで、学びの共有を行っています。

この記事では「オープン日報」として、デジプロ社員の日報から抜粋をして、学びの共有をさせていただければと思います。

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「手段の目的化」に陥らないための2つの考え方

多くのプロダクトやサービスには、最終目標である「KGI」が設定されていて、その達成度を把握し評価するために、中間目標である「KPI」が設定されていると思います。

デジプロの各プロダクトも、最終目標であるKGIを達成するために、日々KPIを追っています。

その際に、生じる可能性のある課題のひとつとして、
「気がついたらKPIが最終目的になってしまっていた」
という経験のある方も少なくないかもしれません。

言うまでもないことかもしれませんが、本来各プロダクトやサービスにとっての最終目標はKGIで、KPIはあくまでもKGIを達成するための中間指標であり、手段です。

ただ、この「本来手段であるはずのKPIが、気がついたら目的になってしまっていた」というのは、ビジネスパーソンでが陥る状態の中でも上位に位置されるのではないかと思います。

客観的に冷静に考えると「私(私のチーム)に限って、そのような状態にはならない!」と思いがちですが、必死で施策を回している内に、気がついたら陥っている可能性もあるのが、この症状の怖いところです。

前置きが長くなってしまいましたが、この「手段が目的化してしまう」課題に陥らないための考え方について紹介します。

最終目標(KGI)を起点に、分析・施策検討をする

手段であるはずのKPIが、最終目標化(KGI)してしまう要因の一つは、該当KPIだけ切り取って、その指標をどう上げるかを考えるためだと思います。

たとえば、採用数を増やす(KGI)ために、応募数を上げたい(KPI)とします。

そして、応募数を上げるために考える施策として、下記の施策を取ったとします。
・沢山応募してくれそうなユーザーに、沢山求人を案内する
・沢山応募が集まる求人を、多くのユーザーに案内する

施策の方向性はあっていそうですし、実際に採用数も応募数も増える可能性はあると思います。

ただ、応募数は増えても、1ユーザーの内定先や、求人の採用人数には上限があるため、採用に結びつかない応募が増えていく可能性もあります。

つまり、応募数というKPIには有効でも、採用数というKGIにとっては有効ではない可能性があります。

上記は一例ですが、分析や施策検討を行う際に、KGIを前提・起点として行っていく必要があるでしょう。

定期的に共有・相談の機会を設ける

もう一つ全く異なる角度になりますが、相談や共有の機会を設けることも大切です。

「手段が目的化してしまう」ことは、分析や施策に集中するあまり、周囲が見えなくなってしまっている時に陥ってしまう可能性があります。

そのため、他担当者や、他チームの客観的な目線を入れることで、改めて「手段が目的化している」と再認識できる場合があります。

実はこの日報も、先日行ったマーケティングMTGにて、デジプロの本部長より受けたフィードバックを基に書いています。

デジプロでは、役職や職種に関係なく、フラットに相談などができる環境で、実際にMTGやslack上で日々活発な相談や議論が行われています。

最後の方はデジプロの案内になってしまいましたが、手段の目的化を防ぐために、この記事の内容がお役に立つと嬉しいです。


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