UI・UX改善はマイナスをなくすより、プラスを増やす方向で考えていく #デジプロのオープン日報
こんにちは!DIGIPRO DAYS編集部です。
エン・ジャパンでは日報の文化があり、全社員がその日の学びを言語化することで、学びの共有を行っています。
この記事では「オープン日報」として、デジプロ社員の日報から抜粋をして、学びの共有をいたします。
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マイナスをなくすより、プラスを増やす方向で考えていく
デジプロでは、プロダクトのUI・UX改善の業務を行う機会が多くあります。
具体的には、会員登録時の導線を改善して、よりユーザーに快適にメインの機能を使ってもらえるようにしたり、応募フォームを改善して応募をよりスムーズに行ってもらえるようにしたりなど様々な改善を日々行っています。
そのようなUI・UX改善を行う際に、大切にしたい視点が「マイナスをなくすより、プラスを増やす方向で考えていく」ことです。
マイナスを無くすのは簡単ではない
UI・UX改善に取り組む際、いわゆるファネル分析を行う場合が多いと思います。
会員登録完了しているユーザーが●%で、△△のステップまで到達しているユーザーが●%で、その歩留まりが大きいので改善する、などです。
勿論この考え方は大切です。
ただし、会員登録を完了していないユーザーに対して会員登録を促していくのは簡単ではありません。
ファネル分析でSTEPを細かくして、特定STEPで離脱しているユーザーが見つかったとしても、そのユーザーにその特定の行動をしてもらうのも簡単ではないでしょう。
サイト内の文言やバナーを変えたりなどで多少改善することも多いですが、次のSTEPに進んでいないのには理由があって、その根本要因を取り除かない限り、大幅な歩留まりの改善を見込むのは難しいかもしれません。
使ってもらえているユーザーの特徴を見つけて、プロダクトに反映する
では、どのような考え方をすればよいのでしょうか?
まず、使っていただけているユーザーの特徴を見つけてみるのが良いでしょう。
たとえば、応募を目標と置く場合、応募につながっているユーザーは、どのようなアクションを取っている場合が多いのかを見つけます。
調べた結果、たとえば「求人を3つ以上見ているユーザーが」多かったとします。その場合、「求人を3つ見ること」をトリガーにして、どのようにして、それを達成できるのかを次に考えます。
(※上記はかなり簡易的に書きましたが、実際はもう少し詳細に分析などをしていって、「トリガー」を見つけていきます)
その際に、歩留まりになるSTEPの前に、そのアクションを組み込めないかを考えます。
たとえば会員登録後から求人を見る前までの、プロフィール登録段階で離脱が多かったとします。
その場合、会員登録直後のプロフィール登録前までに、まずは求人を見てもらえるような仕掛けができないか、などを考えていきます。
また、そもそも、そのアクションを阻害している要因(ページや機能)は、ユーザー目線では、もしかしたら不要だったり出す順番が適切ではないものなのかもしれません。
このように考えていくことで、ユーザーファーストのUI・UXにも少しずつ近づけていけると思います。
上記は例で、サイトの構造上難しい場合もあるでしょう。
ただ、考え方としては、なるべく離脱となる箇所の前に「トリガー」のアクションを設置していくことができないかを検討していくのも良いでしょう。
まとめ
今回は、UI・UX改善の際にヒントになる考え方を紹介しました。
ぜひ、煮詰まった際、迷子になった際などに、参考にしていただけると嬉しいです!
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