見出し画像

マーケターを目指すなら「なぜ?」から始めよう! ~スガケンさん(株式会社Moonshot代表)のマーケティング勉強会に参加しました~

こんにちは、デジタルマーケ部ルーキーの中村です。

今回は、すがけんさんを講師にお招きしたマーケティング勉強会に参加した際の学びを共有します!


勉強会を通しての学びは大きく3つです。

①マーケターに必要なこと
②なぜ?の機会を習慣化する
③なぜ?の対象を好きになる

それぞれ詳しく解説します。

①マーケターに必要なこと

すがけんさんはマーケティング活動に必要な「マーケター脳」は以下3ステップであると教えてくださいました。

1.興味を持つ
2.なぜ?を分解する
3.似たものと比べる

この3ステップを私の大好きな「サイゼリヤ」で考えてみると下記のようになります。

1.興味を持つ
単に「ミラノ風ドリア美味しいなぁ」と感想を持っているだけでは、まだ興味を持っていると言えません。「なぜ人気なのか」「どうしてこんなに安いのに美味しいのか」を考えます。

単なる感想にとどまらず「なぜ成功しているのか」「成功している要因は何なのか」と「なぜ?」を持つことが重要です。


2.「なぜ?」を分解する

例えば「売り上げ=単価×客数」で考えます。
「単価が低いから客数が多いということ?」
「客数が多い理由は?」
「そもそも単価を低くできているのはなぜなんだろう」…

「なぜ?」を分解して深ぼることで、「なぜ?」に対する「自分の中での結論」が出せます。

すがけんさんもおっしゃっていましたが、「なぜ?」に対してまず「自分の中での結論」を出すことは重要です。それこそが「仮説」であり、他の人と議論するときに欠かせないものだからです。

疑問を持つことができたら、それを分解して「自分の中での結論」=「仮説」を出すこともセットで行うことが重要です。


3.似たものと比べる
例えば「サイゼリヤ」と「ガスト」を比較します。

価格設定、お客さんのニーズ、オーダー方法、宣伝方法…比較できる要素はたくさんありますね。とくにそれぞれのお客さんのニーズを考えれば、それぞれがどのようなターゲティングをしているのかも見えてくるはずです。

今回は「サイゼリヤ」の比較対象に「ガスト」を選びました。

サイゼリヤを「コスパの良い外食チェーン」と考えると「ガスト」かもしれませんが、「イタリア料理のみを提供している飲食店」と考えると「イタリアンレストラン」かもしれません。
「長居できる高校生のテスト勉強に最適な場所」と考えると「ドトール」かもしれません。


定義によっては比較の仕方もたくさんあることも念頭において、多角的に比較を行うことで、対象への理解度はさらに高まります。


この3つのステップを日常的に行い、あらゆる「うまくいっているもの」を分解すれば、自分の経験していないことでも経験値として活かすことができます。マーケターとして必要な引き出しを効率的に増やすことができます。

②なぜ?の機会を習慣化する

「マーケター脳」を鍛えるためにはまず1ステップ目の「興味を持って疑問を抱く」ができなければ何も始まりません。「なぜ?」を持つための一番の近道は、どんな方法でもいいから「バズっているものに触れること」です。

実際わたしはすがけんさんの勉強会以来、毎日お昼休みの時間にTwitterのトレンドを見るようにして「なぜ?」の機会を習慣化している最中です。
自分のタイムラインだけ見ていると自分の興味のあるテーマのトレンドは分かっても、他ジャンルのことがわかりません。

今日本で、世界でなにが流行っているのかをタイムリーに情報収集して
「なぜ?」を持つきっかけを作るために、SNSは非常に有用な手段
です。

③なぜ?の対象を好きになる

「うまくいっているから、バズっているから、分析しよう(私は好きじゃないけど)」の状態で分析・比較を行うと、どうしても穿った視点からの結論が出てしまいます。

本当にその対象がうまくいっている理由を知りたいのであれば、好きになるまでとことん調べて、向き合うことも欠かせませんね。


「なぜ?」を持って、放置しない。

これがマーケターとして最低限求められる姿勢であることが分かりました。

身の回りにある「うまくいっているもの」「人気のもの」に対して「なぜ?」を持ってその「なぜ?」にとことん向き合うことがマーケターとしての第一歩です。

せっかく「なぜ?」を深ぼって仮説を持ててもそれをディスカッションしたり、自分の仮説に対する第三者からのフィードバックがないともったいないです。ディスカッションの機会も併せて設けるようにして、仮説の精度も磨いていきます。



みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!