
「脳みそ使って本当に考えてる?」株式会社Moonshot 代表 スガケンさんのマーケティング勉強会で学んだ3つのこと。
こんにちは!デジタルマーケティング部21年4月入社の田渕日南人です。新卒1年目は頻繁に外部の豪華ゲストの方をお招きして、勉強会を受けています。
今回は、菅原健一(@xxkenai)さん(以下スガケンさん)を招いた勉強会に参加しました。本記事では、マーケティング勉強会の中でも心に刺さった「3つの学び」についてお伝えしたいと思います。
学びは以下の3つです。
①ワークに臨む前提の心構え
②マーケターとして必要なこと
③行動を変えなければ何も変わらないということ
それぞれ解説していきます。
①ワークに臨む前提の心構え
まずスガケンさんが勉強会前に発した言葉が印象的でした。それは、「聞いてばかりいると考えなくなる」という言葉です。確かに、講師と受講者という関係だと一方的なコミュニケーションが多くなり、講師の考えが100%正しいような感覚に陥ります。
スガケンさんは「マーケターってどういう役割を果たすと思う?」「マーケター脳ってなんだと思う?」と、まずは私たちが考えて意見を持てるような問いかけをしてくれました。
ただ講師から一方的に学ぶのではなく、質問を多く投げかけられて、学びを実践に活かせるワークがありました。そのため、自分の意見を持ち考えることができました。
②マーケターとして必要なこと
マーケターとして必要な「マーケター脳」を鍛えるために必要なことは以下3つです。
1.興味を持つ:なぜ人気か?アンテナを張る
2.分解する:売上や要素で細かく分けてみる
3.似たものを比べる:競合や属性で比較してみる
順に解説していきます。
1.興味を持つ:なぜ人気か?アンテナを張る
まずは、社会で流行っているものや上手くいっているものにアンテナを張ることが大事です。SNSやニュースで話題のになっている物事に対して、「すごい」などの感想をもつだけではなく、「なぜ人気なのか?」と疑問を持ち、考えることが必要です。
「なぜ人気か?流行にアンテナを貼り続けること」がマーケター脳を鍛える第一歩です。スガケンさんが具体例として挙げていたのは、スターバックスでした。
「新作のフラペチーノ美味しそう、あんなに人が並んでいてすごい」と感想をもつだけではなく、「なぜフラペチーノが人気なのか?」「なぜこんなに人が並んでいるか?」など疑問を持つことが大切です。
2.分解する:売上や要素で細かく分けてみる
続けて、①で興味をもった物事に対して「なぜ人気なのか?」を考えていきます。なぜ人気なのか?という問いを漠然とながめていても、理由を知ることはできません。そこで、スガケンさんは物事を「分解する」ことを勧めます。
例えば、売上=客数×客単価と分解できます。スターバックスが人気で流行っている理由は、、
「フラペチーノが700円くらいなので客単価が高いのでは、、?」
「モバイルオーダーができてカスタマイズできて客単価が高い、、?」
「オフィスの近くに位置していて、ビジネスマンが買っていくから客数が多そう、、?」
など物事を構成する要素に分解することで「なぜ人気なのか?流行っているのか?」をより詳しく知ることができます。
3.似たものを比べる:競合やユーザー属性で比較してみる
最後に、競合他社と比べて、「今後も上手くいくか?」「流行りは一時的なものなのか?」を考えます。スターバックスの場合は、タリーズコーヒー、ルノアール、ドトールコーヒー、コメダ珈琲など類似する商品やサービスを提供する企業がたくさんあります。
「価格は他社に比べてどうだろうか?」
「新商品がでるスピードはどうだろうか?」
「モバイルアプリでカスタマイズできるだろうか?」
など、その物事にしかないものや逆に他社にはあるものを考えることで、人気は今後も続くのか?が考えられます。加えて、ユーザーは何を求めているか?を考えることでも比較ができます。
「多少値段が高くてもよいので、電源とWi-Fiがあるルノアールに行こう」
「朝は500円でパンがついてくるからコメダ珈琲に行こう」
「少しだけ休憩するために安価なドトールコーヒーに行こう」
など、「ユーザーが何を求めているか?」を考えることでマーケター脳が身につきます。
③行動を変えなければ何も変わらないということ
「ワークを受けて満足した!なんか賢くなった気がする」と終わることが多いです。そうではなく、「②マーケターとして必要なこと1.興味を持つ:なぜ人気か?アンテナを張る」の実践をしなければ何も変わりません。
ワークはあくまで考え方を学び、マーケターとして成長するためのきっかけにすぎません。
実際に私が変えたことは以下の2つです。
1.毎日Twitterのトレンドをみてなぜ?と問うこと。
2.Tiktokを毎日休憩時間に見て最新の流行を取り入れること。
「すごい」と感想をもつだけでなく、自分で日報にアウトプットしたり、ルーキーとの雑談の場を設けてマーケター脳を鍛えていきます。