400個のアプリを見続けて学んだ「企画力を磨く5つの視点」
こんにちは。エン転職でアプリマーケティングをしている宮﨑です。
より多くの求職者の方にアプリを使ってもらい、入社後活躍につながる転職活動を支援する
上記をミッションに、ASO(アプリストア最適化)やUI改善、プッシュ通知の配信といった施策を日々実施しています。
このnoteでは施策の手を止めないために僕が意識している「引き出しを増やす5つの視点」をまとめました。
それでは、いってみましょう!
アプリノックという筋トレ
アプリのアプデ前後のUI変化を「#アプリノック」としてTwitterで投稿する、ということを半年間続けています。
https://twitter.com/yositune12345
今回は「DAZN」さんのアプデ事例から、普段どんな視点で前後比較をしているか整理していきます。
視点①変化した部分は何か?
どの画面のどんな要素が変化したのかを整理します。
▼今回のケース
画面:初回起動画面
要素:「コンテンツ一覧へ」というボタンが追加
視点②理想と失敗の体験は?
変化が起きた画面でのユーザーの理想の体験と失敗の体験を整理します。
▼今回のケース
理想:サブスクの登録してもらうこと
失敗:何もせずに離脱してしまうこと
視点③体験がどう変わるか?
ユーザーはなぜ失敗体験になるのか?アプデで体験がどう変わるのか?を整理します。
▼今回のケース
どんな動画が見れるかがわからない状況でサブスク登録を求められても、価値がわからないので離脱してしまう。
でも「コンテンツ一覧へ」が増えたことで、どんな動画があるか確認をした上で見たいものがあれば登録する、という新しい流れができた。
視点④次の手は何をするか?
自分が仮にアプリのPMなら理想の体験を増やすために、次に何ができるかを妄想してみます。
▼今回のケース
案1:サブスクの登録画面でのUI改善
今はサブスクとアドレスの登録を同時にしているので、別々に画面をわけることで心理的負担を下げる。
案2:プッシュ通知での呼び戻し
コンテンツ一覧に進んだけど登録しないユーザーが一定数出そうなので、ここを動かす施策もできそう。
例えば「サッカーの一覧を閲覧した」といった行動データがあれば、「Jリーグの最前線を見逃さない!」とプッシュ通知を配信する…など。
視点⑤抽象化すると?
他のアプリやサービスにも応用するならどんな場合かを整理します。
▼今回のケース
・ユーザーにアクションを求める時は先に価値を伝える。
・初回起動で何もせずに離脱するユーザーを作らない。
…ここまで整理しておくと、自社サービスの離脱率は?無遠慮にアクションを求めてる箇所は無いか?と自然と施策のタネが生まれてきます。
さいごに
他社事例を集めるだけでなく、自分がPMになった気持ちで深ぼることで、施策の引き出しが増えていくと思います。
アプリノックが気になった方は月50~100本の前後比較をTwitterで投稿しているので、妄想の材料に使ってもらえたら嬉しいです 笑
また、僕が所属しているデジプロでは一緒にサービスを創り・広めていく仲間を募集しているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください!